6件目の病院
DクリニックでA子先生に、このまま人工授精に進むより、潔く体外受精に進んだほうがいい気がすると相談したところ、やっぱりチョコレート嚢胞がある状態では、体外受精をしても成功率に影響がある可能性がある、せっかくやるなら取り除いてからの方が良いと言われていました。
このアドバイスもあり、チョコレート嚢胞の手術を決断すると、
前回のC総合病院ではなく、チョコレート嚢胞の患者さんにいつもお薦めしてる腕の良い女性の先生を紹介してくれるとのことでした。
私も特にC総合病院にこだわりはなかったので、新しい先生を紹介してもらうことにしました。
その先生は、普段はレディースクリニックに勤務しているけど(Eレディースクリニックとします)
手術は他の総合病院でやっているとのこと。(F総合病院とします)
ということで、まずEレディースクリニックを予約して紹介してもらった先生に会い、その後手術となったらF総合病院へ術前検査などを受けに行くという流れになりました。
(どんだけ病院行くねん。診察券めっちゃ増えるやん婦人科だけでもう6枚ありますけど)
腕が良い先生とはいえ、怖い先生やったらどうしよう。。
※Dクリニックの最初の先生のトラウマあり笑
(不妊専門クリニックデビュー?」記事参照)
怖いにしても心の準備が必要だ。
ということでネットでEレディースクリニックの口コミを読み漁りました。笑
すると…
名前は書いていないけど、「女の先生で、タメ口で切り捨てるような言い方をされた。二度と行きたくない」「女医が怖い」みたいな書き込みが続々と見つかり…
…行く前からめちゃくちゃビビってしまう。笑
Eレディースクリニックに着き、受付でDクリニックからの紹介状を渡して待合室で待機。
受付の人はマニュアル的で愛想はありませんでした。。
しかしこんなことで怯んではいけない。先生はもっと怖いかもしれん。
「こんなぐらいで手術なんてバカじゃない!?」
「なんで最初から手術しなかったの?」
「あなたはまだマシな方」
…とか言われたらどうしよう。(言われてないんかい)
めちゃくちゃ緊張しながら、例の女医先生の部屋に通されました。
一言二言交わした印象…
(めっちゃくちゃ親身で優しいやん…!!!!!泣)
すごく共感しながらこれまでの治療歴とかを確認してくれて、
「すぐにでも子供が欲しくて、体外受精も視野に入れてるということであれば、今手術するというのは良いと思いますよ。」「できるだけ癒着もなくキレイになるように、私が責任持って手術します」と言ってくれました。
超音波検査でも状態を見た後、「もう少し詳しく、癒着状況とかを見て、手術に向けての計画を立てるので、F総合病院の方でMRIを受けてください。」と言われました。
めちゃくちゃ怖い口コミを見てしまってたので、すごくホッとしたのを覚えています。
口コミは違う先生のことだったのかな…
逆にDクリニックの口コミを見ても、私のトラウマ先生のことを書いてる人はいなかったので、(私が打たれ弱いだけ?笑)
医療機関のネットの口コミって当てにならないな…と思いました。笑
〜〜〜〜〜
後日の4月中旬、F総合病院に初めて行きました。
C総合病院と同じく、新しそうで綺麗な病院でした。(ホッ)
久しぶりの総合病院。妊婦さんが行き交う産婦人科で待つこと1時間以上…(もちろん予約してる)
女医先生はいないので他の先生の診察でした。
今からだと、6月の入院・手術が最短とのこと。
翌週にMRIを受けられるとのことで、予約しました。
…そしてMRI当日。
前回のMRIの時、注射がこれまで経験したことないぐらい痛かったので(※「夜中の激痛とMRI」参照)
今回も相当覚悟していました。
朝病院に着き、まずは手術前の検査のために色々な科をまわりました。
(採血で注射器7本分血をとられたり…)
一通りの検査を終え、MRIの準備に入りました。
今回のMRIは、「ゼリー法」という手法で撮影するとのこと。
ゼリー法とは、膣と肛門に検査用のゼリーを入れてから撮影する方法で、膣や腸の輪郭がはっきり見えて、癒着の様子がわかりやすいらしい。。
(考えただけで気持ち悪いな…)
産婦人科で診察室に呼ばれ、下半身を脱いで先生にゼリーを入れられました…
なんとも言えぬ気持ち悪さ…
そのまま車椅子に乗せられ、MRI室まで連れて行かれました。
車椅子に乗るのは初めてでした…病院内を、車椅子を押してもらって横切って行くと、たくさんの人の視線を感じました。。
そしてMRIを受けたのですが、正直この辺りの記憶があまりありません(笑)
前回あれだけ痛かった注射も、今回されたかどうか覚えてないぐらいです。笑
それよりも、MRIが終わってしばらくしてからの方が壮絶でした。
膣と肛門にゼリーを入れられた影響で、MRIが終わると徐々にお腹が痛くなってきました。
そう、あの下痢の時の痛さ。
歩くのもやっとの中、なんとかトイレに入りましたが、だんだん意識が朦朧としてきました。
看護師さんが付き添ってくれてたので、あまりに出てこない私を心配してくれたのか、外から名前を呼んでくれました。
なんとかトイレの鍵を開けて、用意してくれてた車椅子に乗り、近くのベッドまで運ばれました。
もう汗だく。
血圧を測られたのですが、MRI前より50も下がっていたらしいです。。
飲み物をもらってそのまま休ませてもらい、1時間後ぐらいに回復しました。
前回の注射も嫌やったけど、お腹痛い方が地獄かも…
ゼリー法はもう二度とやりたくないと思いました。。
こうして、人生2回目のMRIが終わりました。
まりの