出張中の悲劇
前回行ってから2ヶ月後にまたB総合病院に行きました。
超音波検査で、チョコレート嚢胞の大きさは前回とほぼ同じぐらい、とりあえず問題はなさそうなので、引き続き妊娠できるように頑張りましょう。
とのこと。
この時は特に、先生からの排卵時期の予想や指導もなく、卵巣の経過観察のため、3ヶ月後の6月にまた来てください、ということで終わりました。
これまでの生理周期と、毎日の基礎体温から自分なりに排卵日を予測して、毎月無駄にしないように夫婦で共有して、仕事で疲れている日でもタイミングをとるように心がけていました。(まあ旦那は疲れて先に寝がちだったが🙄)
女性の体温は低温期と高温期に分かれます。
生理が始まる時に低温期に入り、排卵期になると高温期に入ります。
生理が28日周期の人だと、だいたい低温期と高温期が2週間ずつになる感じ。
妊娠したら、高温期がそのまま続くことになります。
だから、妊娠を希望していて基礎体温が下がったら、めちゃくちゃがっかりする。
毎朝起きてすぐにベッドの中で測り、生理予定日前は(下がってませんように!!!)と願っていました。
〜〜〜〜〜
このころ、私は仕事で月に1回、1〜2週間ぐらい仙台に出張して研修講師をしていました。
当時、仙台拠点は立ち上げ期で、他の拠点から1人ずつ交代で出張に行き、数ヶ月にわたる長期研修を回していたのです。(今考えるとかなり無茶なやり方)
出張と排卵の時期が被ってしまうと、もうその月の妊娠チャンスは逃してしまう…とヒヤヒヤしましたが、幸い、排卵時期には重ならずに出張予定が入りました。
が、一向に妊娠せず。
そんな中悲劇が起きたのは5月。
出張中に生理が始まりました。
生理2日目の朝、ホテルで目覚めると、、、
やばい、なんかお腹痛い。
しかもちょっとフラフラして気持ち悪い…
なんとか立ち上がって部屋のトイレに入ったけど、吐き気と腹痛が同時に来て、トイレ覗き込めばいいのか座ったらいいのか…でも動くことすらしんどいからどっちも難しいやばい!!!とパニックになる。(これ体調悪いあるある?笑)
しばらくトイレにこもって(というかドアすら開けっぱなし)ようやく落ち着き、時計を見ました。
(研修をするために出張に来てるのに、私が会社に行かなかったら何も進まないしその後のスケジュールに響く…かなり迷惑をかける…)
…そんな考えはよぎったものの、私はこういう時は全然無理をしないタイプなので(笑)、会社に連絡して正直に相談し、休ませてもらうことにしました。
その後再度ホテルのベッドで2時間ほど休み、落ち着いてきた頃に、痛み止めを買いに薬局に行こうと思い立ちました。(持ってくるの忘れてた)
ホテルから歩いて5分ぐらいのところにある、こじんまりした調剤薬局に行き事情を説明すると、
「それは婦人科に行った方が良い」
と言われました。
馴染みのない土地で、知らない病院に行くのは不安だったけど、やっぱり自分の卵巣の状態が心配だったので、探して行くことにしました。
歩くだけでもお腹に結構響くので、歩くのにやたらと時間がかかる。
地図で見たら15分ぐらいだったのに、結局30分ぐらいかけて病院に到着しました。(タクシー使えば良かったよね🤷🏻♀️)
呼ばれて中に入ると、超音波検査をして、坐薬で痛み止めを入れてもらい、痛み止めの飲み薬も出してもらいました。
チョコレート嚢胞の大きさは相変わらず。
この時、痛み止めももちろんありがたかったけど、それよりもすごくすごく救われたのが、先生や看護師さんの声かけ。
「知らない土地で大変だったね」
…この言葉で、涙腺崩壊しました。
他にも、
「これは痛いねぇ」
「気をつけて(大阪に)帰ってね」
って、私の気持ちに寄り添ってくれて、1人でずっと不安だったけどすごく救われました。
痛み止めのおかげもあり、残りの出張期間は出社でき、無事戻ってきました。
上司が他のメンバーと調整し、私の翌月の出張予定をなくしてくれていました。
その分他のメンバーに皺寄せがいってしまうというのに…💦
仕事量は多いし出張も大変でしたが、本当に周りの方々に恵まれた職場でした。
次回に続く💨
まりの