やめてもいいんだよ

不妊治療の備忘録

子宮鏡検査

実は4回目の人工授精の前日の超音波検査の時、先生からこんなことを言われていました。


「子宮内膜が分厚いように見えるので、次もし生理が来てしまったら、子宮鏡検査させてください」


え…?

分厚いって、、、

良いことじゃないの?


着床して赤ちゃんが育つには、厚くてフカフカベッド状態の内膜が良いんじゃないの、、、?


ここへ来て予想外のことを言われて戸惑い、先生に詳しく聞きました。

すると、

「内膜の中に何かできてることが原因で厚くなってる可能性があります。

子宮鏡検査は、子宮卵管造影検査と同じような感じで、膣から子宮鏡を入れて中の様子を見るものですが、数分で終わりますよ。」

とのこと。


なんと…そんなこともあるんかい…

子宮内膜ポリープができたこともあるし(※過去記事参照)またできたのかな…

ポリープできた時、ポリープのせいで着床しにくくなるって言われてたし、そういうことなのかな。。


その後会計待ちや、帰りの電車で「子宮内膜 厚い」等でネット検索しまくりました。

子宮内膜増殖症や…子宮体がんの恐れもある…とか書いてる。。


怖い。

もう見るのはやめよう。


今回の人工授精でうまく行くかもしれないし。

うまく行ったら問題ないのかな・・・?

・・・


結局、ご存知の通り生理はきました。

そして2021年12月に子宮鏡検査の予約を取ることになりました。


〜〜〜


検査当日、事前にもらっていた説明書と同意書を持ってきて、同意書を提出。

検査日時は、卵管造影検査の時と同様、生理開始から7〜12日目内で、平日の11:00〜とか15:00〜とか中途半端な時間しかやっていなかったので、仕事はだいぶ遅れて行くことに。


ロッカーで着替えたら手術室へ案内されました。

今回は、A子先生ではなく別の女性の先生が子宮鏡を操作するとのこと。

その女性の先生の診察を一回受けたことがあったけど、質問するとA子先生に聞きに行ったりしていたので、まだ経験浅いのかな?と思っていた人でした。


卵管造影検査と似てると聞かされてたし、以前卵管造影検査(A子先生実施)した時は私は余裕だったので、

今日もいけるだろうと思いつつ、A子先生じゃないことで若干の不安がよぎる…


ベッドに寝て、左側にモニターが置かれていました。

下半身はご開帳され、今からカメラが入るとのこと。


ん〜ちょっと痛い。重痛い。

A子先生が横に立ってモニターを見ながら確認してくれていました。

モニターにはピンクのトゥルンとした壁が一面にありました…

「子宮の内部見るの初めてでしょう。うーん、見た感じ、すごく綺麗ですね。

前回内膜厚かったですけど、今はそんな厚すぎることもないし、ポリープとかもなさそうで、綺麗な子宮です。」

と言ってくれました。


ただ、何事もなくて安堵する余裕はなく、どんどん痛くなってきていました。

子宮鏡を動かされるたびに不快な鈍痛がお腹の中から主張してくる。

もう先生の話終わってるのにまだ隅々まで確認してる…


もう、勘弁してくれ…痛い…頼むやめて…!!!

ハアハア言いながら、残りの痛みに耐え、やっと検査は終わりました。


何もなくて良かったけど…!

卵管造影と違ってめちゃくちゃ痛いですけど!!!!!笑


私のその時のコンディションなのか…先生の腕の違いなのか…

卵管造影めちゃくちゃ痛かったと言う人もいるし、個人差あると思いますが、二度とやりたくない検査でした…。



こうして、子宮鏡検査の結果、子宮内膜は問題なく綺麗な状態であることが分かりました。

受精卵、着床してくれよ〜!!!


この日、夜までしばらく、多い日の生理痛のようなお腹の鈍痛が続きました。


〜〜〜


さて、人工授精4回ダメだったので、体外受精にステップアップするのは覚悟を決めていましたが、12月はDクリニックがほぼ休みに入るとのこと。(?)

だから、体外受精を始めるなら年明けからと言われていました。


クリニックが休みなら、12月は一旦治療はお休みするしかないのかな…

と思っていたところ、子宮鏡検査の日

「今月人工授精なら出来ますよ」とのこと。


できるんかーい


やってるんかーい



…ところで、ネットで調べると、人工授精で妊娠できた人の90%は4回目までで妊娠できているみたいです。

4回目までで出来なければ、ただでさえ低い妊娠率がさらに低いという…


でもここまできて何もしないというのももったいない気がして、12月もダメ元で、人工授精をすることにしました。



今回は、卵胞を育てる薬クロミッドは飲んでいなかったので(飲むなら生理5日目から飲んでおく必要あり)

卵胞の発育は少し遅く、ちゃんと育つか不安だったけど、人工授精当日は2cmまで育っていました。


朝、いつもは6時前には出発しないと会社に間に合わない旦那が(車通勤)

人工授精の日は、6時半に出発を遅らせて高速を使って会社に行くという荒技で、

なんとか出発ギリギリに精子を採ってもらいました。

(ここ数回の常套手段)


精子のタイムリミットは2時間。

Dクリニックでは、朝は8時半から精子調整の受付をしてくれるので、私もほぼ旦那と一緒に出発して、採ってもらった精子を抱えて8時半にクリニックへ。


この日は平日なのに混んでたらしく、精子を提出した後、呼ばれたのは11時前でした。。

精子生きてるーーー!?!?)



無事5回目の人工授精が終わりました。

今回は、人工授精後から飲む黄体ホルモンの薬として、ルトラールではなく「デュファストン」に替えてもらいました。


体への負担とか、ルトラールの時と比べてどうだったか、次もしダメだったらまた教えてください、とのこと。


うーん、黄体ホルモンの薬飲むのも最後になってほしいな、、、


そう思いながら、年越しそばを食べてデュファストン、おせちを食べてデュファストン

年末年始もまじめにデュファストンを飲み、

初詣で「妊娠してますように!もしダメでも今年は絶対妊娠します!旦那と私の子供が見たい!神様見守っててください!!」と神頼みし、

正月休みが終わって新年初出勤の日、




生理がきました。


まりの


不調の原因は、妊娠?

2021年9月、前回の人工授精がだめだったので、2回目の人工授精へ。


1.「クロミッド」を飲んで、卵胞の発育を助ける

2.生理開始から12〜14日目にクリニックへ行って卵胞の発育状況を見てもらい、人工授精の日を決める

3.人工授精

4.「ルトラール」を飲んで、着床を促す


流れはこんな感じ。

前回と違うのは、クロミッドを飲んでいること。

自力で卵胞を育てるよりも、発育を助けてくれてるので、前回よりも可能性は上がるかもしれない。


ちょっと期待しつつ、人工授精当日。

今回は平日だったので、18時半に予約し、旦那も一緒に行きました。(それぞれ会社から直行)



まずは旦那が採精で、私はその後最低でも30分以上は精子の調整待ち時間があるので、先に行ってもらいました。

30分後ぐらいに私もDクリニックに着いたけど、今日は混んでて時間がかかるとのことで、一旦外出させてもらうことになりました。


旦那と近くでつけ麺を食べ、私だけクリニックに戻り、旦那には帰ってもらいました。

(お互い車なのでどうせ一緒に帰れないため)


私の順番が来て、前回同様、子宮内にピッと精子を入れられる。

今回はしばらくお腹が痛かったです。


そして抗生物質とルトラールをもらって帰宅。



前回、1週間後のE2の値が2桁と悪かったので、今回も念のため診ておくということで、1週間後に再びDクリニックに行きました。


今回はしっかりE2の値もしっかり3桁「456」もあり、順調そう…!!

とりあえず安堵。


〜〜〜〜〜


ところで、このころぐらいから、自分では抑えることのできない情緒の不安定さを感じていました。


もうとにかくちょっとしたことでもイライラし、晩ご飯を作りながら、調味料のフタがちょっと固いだけで「もう!!!」とか大きい声で言って調理台に叩きつけるように置いたり、

テレビで芸能人の妊娠・出産のニュースが流れてきただけで、羨ましくて涙が止まらなくて、目が腫れるぐらい大号泣したり。


買い物中とか、車の中とか、会社でも、急に悲しくなって泣いてしまったこともありました。


旦那がいる時は極力我慢してたけど、

たまに旦那がいる時にイライラした態度出してしまうと(もちろん旦那にイライラしてる訳ではない)、旦那も機嫌悪くなってしまうし、

私が泣いてても何の声かけもなく放っておかれるし、

それも辛かった。(旦那はそっとしておくのが良いと思ってたみたい)

(今考えると私も配慮が足りなかったと思う。ホルモンバランスのせいだったのかもしれないけど、「自分はしんどい!!」ということを前面に出して悲劇のヒロインぶってたんだと思います。)



とにかく、生理前にこんな情緒不安定になることはあったけど、こんなに強く自覚したのは初めてでした。


それだけでなく、胸からお腹にかけてずっとうっすら気持ち悪い。

そしてたまに吐き気もちょっと感じる。

とにかくなんか本調子じゃない感じがしていました。


、、、


これってもしかして…

妊娠!?!?


そう思ったら、もう何十回も調べたことのある「妊娠超初期症状 生理前 違い」を再度検索してしまう。

なんとか妊娠超初期症状にしか当てはまらない、自分の症状を探す。


でも、どれだけ調べても「着床出血がある」以外はどちらにも当てはまる症状しかない…

どう考えても、いつもの生理前レベルではない気がする…これが妊娠の症状って信じたい。

そうであって欲しい。



そんなモヤモヤとドキドキを抱えながら過ごしましたが、、


結局人工授精の日から16日目、生理が来ました。



期待させといて、なんやねん…


〜〜〜


こんなことが、次の3回目、4回目の人工授精でも起こりました。

何なら、回を重ねるにつれて不調が酷くなっている気がしました。


毎回毎回、

「今度こそ前よりしんどい!これは妊娠なのでは!?」

と期待してはリセットして(生理が来ること)落ち込む。

でも生理が来たら不調は収まる。


リセットしてしまう辛さがもちろん一番大きかったけど、

その次に、毎回この不調が来るのも辛かったです。



ここでやっと、「これ、もしかしてこの飲んでる薬のせいなのでは?」と思い始めました。

この不調が来る時は、いつも「ルトラール」を飲んでいる期間中でした。


4回目の人工授精後のリセットがきた後、やっとDクリニックの先生に相談すると、


「ルトラールの副作用かもしれません。ルトラールが強すぎるのかもしれませんね。次回から「デュファストン」という、違う薬に替えましょう。」


と言われました。


ああ…やっぱり薬のせいだったのか…


自分が弱いせいじゃなかった、

と思えて安心しました。


そして、ホルモン剤ってこんなにメンタルにも影響を与えるんだなと実感しました。



こうして、ステップアップの目安だった4回目の人工授精も失敗に終わり、とうとう体外受精を考えることになるのでした。


つづく。



まりの


初めての人工授精その後

初めて人工授精をした後、(「初めての人工授精」参照)

今回は初回なので、ちゃんと排卵してたかどうかを1週間後に診てみます、ということで、1週間後に予約をとりました。


1週間後〜

血液検査の結果と内診で、状況を確認するとのことで、まずは採血の注射から。

看護師さんに採血され、待合室で待っていると、次は内診室へお入りくださいという指示がモニターに出ました。


いつものように下着を脱いで例の椅子に座って内診へ。

超音波で卵巣の中の状況とか確認してもらい、終了。


その後着替えて、血液検査の結果が出るまで再び待つこと30〜40分。

仕事を早めに上がって来たとは言え、最低でも帰るのに1時間半はかかるので、なかなか遅くなるな…

など考えたりスマホゲームしたりしてるうちに、やっと呼ばれました。


内診結果的には、排卵は綺麗にできてるし、子宮内膜の厚さも問題ないとのこと。



ただ、、、

採血結果の数値で見ると、E2(エストラジオール)っていう値が低めと言われました。

E2とは、卵胞から出るホルモンで、排卵後に子宮内膜を厚くしたり、高温期を維持して妊娠しやすい体に準備してくれるものらしいです。


排卵1週間後のこの時期は、E2の値は3桁あったほうが良いそうですが、

私の場合は、この時点で「92」という結果。2桁しかありませんでした。(単位はよく分かってない笑)

(ちなみに人工授精当日は413でした)


E2は、排卵期にかけて増えていき、そのまま妊娠すると4桁→5桁と増えていくらしく、逆に生理が来るタイミングには1〜2桁まで下がっていくとのこと。


つまり、私の体はもう生理に向かっているっぽいということでした。


妊娠、してないんやな…


生理が来るかどうかソワソワするより前に、今回はもう希望は低いと分かってしまった。



ちょっと落ち込みつつ、「まあ1回で上手くいったらここまで苦労してないよな」と変に納得し、

人工授精後から飲むようにと言われていた、着床を助けたり妊娠の手助けをしてくれるような薬「ルトラール」を飲み続けました。


ルトラールは10日間分もらっていました。

Dクリニックからは、「ルトラールを飲み終えて1週間しても生理が来なかったら、妊娠検査してみてください」と言われていました。


E2が低いと言われたと言えど、奇跡もあるかもしれない…!と、

薬を飲み切った後は1日1日がすごく長く感じました。


そしてちょうど1週間後…

今日を乗り越えたら、明日は絶対妊娠検査薬試してみる!!

と思ってたら、


基礎体温は下がってなかったけど、よく知ってるお腹の鈍痛を感じました。


(あ、これ生理のやつや)


…そう思ったその日にきっちり生理が来ました。



1週間空いたから、ちょっと期待してしまったけど、やっぱり妊娠なんてしてなかった。

E2がそう言ってたもんね。


〜〜〜〜〜


実は前回人工授精した日に、

「次もし生理が来てしまった時のために…」

ということで、次の周期分の薬をもらっていました。


卵胞の発育を育てる「クロミッド」という薬です。

生理が始まったら、5日目から飲んでくださいとのこと。


そう、もし妊娠してたら、このクロミッドは無駄になります。

気持ち的には、もう次はないと思いたいし、無駄になってしまうかもしれない薬をもらいたくない。


やんわり、もらわないという選択肢があるのかと聞いてみると、

もし生理が来ちゃって薬が必要になったら、診察代も別にかかるし、薬のためだけに交通費かけて通院してもらわないといけないので、渡しておく方針とのこと。


結局もらわないといけなくなるのなら、診察代や交通費(+もらいに行く時間調整)も余分にかかってしまうので、使わないで済むようになって欲しいと願いつつ、一緒にもらっておくことにしました。


看護師さんが↑の薬を渡す理由を説明してくれた後、クロミッドを手渡す時に

「はい、無駄薬!ほんとに、無駄になりますように〜!」

って、めちゃくちゃ願いを込めて言ってくれたのが印象的でした。笑

Dクリニックの看護師さんは、みんな親身で優しい人ばかりです。


そんな思いも虚しく、生理が来たので言われた通り生理5日目からクロミッドを飲み始め、2回目の人工授精に備えることにしました。


〜〜〜


ちなみに…

これはこのブログを書いてる今更調べたんですが、

Dクリニックの治療成績 2020年の妊娠率を見ると…


・タイミング法・・・約6%

・人工授精・・・約8%

体外受精・・・約40%(凍結胚移植の場合)


人工授精って1回2万円以上するのに、タイミング法と妊娠率ほぼ変わらんくない???笑

しかも別の年を見ると、タイミング法の方が妊娠率が良い年もある。笑


いずれにしても、妊娠率1桁って…相当低いなと思いました。

だって避妊せず半年ほど毎月タイミングをとっている夫婦は、9割ぐらいは妊娠するって言われたんだから。妊活半年ぐらいで。(←まだ根に持ってる)


ということは、残りの1割の人はタイミングや人工授精をしたところで妊娠率は10%未満…

どんだけ選ばれし人たちが通ってるんだと思う今日このごろ。


続く。


まりの

初めての人工授精

2021年8月、約半年ぶりにDクリニックに行きました。


A子先生いわく、

「チョコレート嚢胞の術後なので、まずは人工授精からでも良いと思います。

ただ、チョコレート嚢胞再発の可能性もあるので、4回ぐらい人工授精をして、だめだったら早めに体外受精に切り替えた方がいいと思います。」

とのこと。


私的にもまずは人工授精から、と思っていたので、今周期から始めることにしました。


いつもの膣からの超音波検査で、卵胞の育ち具合を診てもらいました。(この周期は排卵誘発剤の使用なし)

卵胞は順調に育ってきているので、3日後にもう一回みて、それで問題なさそうだったら、その次の日ぐらいに人工授精できそうだと言われました。


次の予約を取るため、旦那との共有カレンダーアプリを開いて予定を確認すると…

人工授精できそうと言われた日は土曜日で、旦那は会社の人とのゴルフの予定が入っている…!!!

旦那には精子を出してもらわないといけない。ゴルフの後とかで、来れる…?

不安に思いながらも、次の予約を取りました。


〜〜〜〜〜


そして3日後の金曜日。

卵胞は2cmぐらいまで育ってました。(排卵の目安:2〜2.5cm)

予想通り、明日が一番タイミング的に良さそうとのことで、土曜日に人工授精することになりました。


しかしここで問題が発生しました。

精子を家で採って持参する場合は、採ってからなるべく2時間以内に持ってくる必要があり、

さらに土曜日は9〜14時半までしか人工授精の予約ができないとのこと。


一方旦那はゴルフのため、朝6時過ぎには家を出る。終わり時間は分からないけど、朝からゴルフしたら終わるのだいたい14〜15時ぐらいまでかかるよな…?

6時に採精したとしても8時に行くのは早すぎるし、14時半に間に合うのもかなり厳しいかも。


…詰んだ。


旦那にその場で電話したけど、仕事中だしゴルフが終わってからDクリニックに何時に着けるかはすぐに分からないとのこと。

看護師さんにも状況を説明し、「15時までに来てもらったら良いので、できるだけ早く来てください」と言ってくれて、とりあえず一番最終の14時半で予約を取りました。

(とりあえず体さえクリニックに着けば、クリニックでの採精でもOK)


その後帰ってから、予約時間を旦那に伝え、ゴルフ場からの時間を調べてもらうと、、

スムーズに進んだとしてもゴルフは14時ぐらいまではかかる、さらにゴルフ場からDクリニックまで車で1時間半ぐらいはかかる。

しかもコースはカートで回っているので、途中で抜けるのは厳しそうとのこと。。


日曜日はクリニックはお休みだし、月曜日まで待っていたらもう排卵してしまっている可能性が高い。

もし時間に間に合わなければ、今周期の人工授精は諦めるしかないな…


そう言っていると、旦那がゴルフに一緒に行く人に相談してくれるとのこと。

結局、会社の人も事情を汲んでくれてゴルフは旦那の分キャンセルしてくれることになりました。。

(キャンセル料は当然発生し、後日お支払いしました)


旦那の会社の人に迷惑をかけて申し訳ない…

けど旦那が不妊治療を優先してくれて、会社の人も理解があって、少し救われる思いでした。


このゴルフ事件(?)があってから、毎月私の排卵が来そうな日の前後はお互い予定を入れないように注意するようになりました。



〜〜〜〜〜


そして土曜日、初めての人工授精当日。

引っ越してからDクリニックが遠くなり、交通費もかなりかかってしまうため、結局人工授精の日もクリニックへは私1人で行きました。(前回記事参照)


昨日行った時、念のためということで渡されていた、精子を入れるための容器を旦那に渡し、家を出る直前に採精してもらいました。

容器を入れ、何回も上を折り曲げた紙袋を渡され、私はそれを大事に鞄に入れて出発しました。


旦那に最寄駅まで車で送ってもらって、電車でDクリニックへ向かいます。

ドアtoドアで、混んでたら2時間ぐらいかかってしまうので、できるだけ急ぐ。

精子のタイムリミットが…!!


…旦那はいいよな、精子さえ出せたら、クリニックに行かないという選択肢がある。


私は行かないという選択肢はない。

人工授精の日だけじゃなく、その前後も頻繁に行かないといけないので移動だけでも時間もお金もかかるし、それなりに体力も使う。仕事も抜けないといけない。でも私が行かないと治療にならない。

そして痛いことも全部私…人間の体はそういう風にできてるからしょうがないけど…不公平やな。。


とか黒いことを思ってしまう。

(これは私たち夫婦についてのことであり、もちろん無精子症の男性不妊等、当てはまらない場合もあると思います!!男性側はいつも苦労しなくて良いという意味ではないので気を悪くした方いたらすみません。。)



ちょうど14時半頃に到着し、受付で事前に書いてた人工授精の同意書と、精子を紙袋ごと渡します。

まずは精子を調整し、それを子宮内に注入するという流れ。

調整って、詳しくどんなことをしてるのか分からないけど、洗浄して不純物を取り除いて、良好な精子を濃縮する的な感じらしい。(あいまい)

精子の調整には40分ほどかかるとのこと。


待合室でひたすら時間を潰し、精子を渡してから30分ちょっと過ぎたぐらいに、私の診察券番号がモニターに表示されました。

内診室へ入ってくださいという指示。


どんな感じなのか、、すごく緊張しながら、いつものように下半身を全て脱ぎ、出血する可能性があるので、念のためパンツにナプキンを貼っておき、足をおっぴろげにされるいつもの椅子に座る。


カーテンの向こうからフルネームを確認され、さらに試験管のようなビンを見せられて、名前と診察券番号が間違ってないかを確認します。

ビンの中には調整後の精子が入っていて、白というよりピンク色っぽいのがちょっとだけ見えました。

最初どれだけあったのか知らんがめっちゃ少ないな?という印象でした(笑)


そしてカーテンの向こうから

「卵胞十分育ってますよ〜今から精子入れていきますね〜」

とA子先生の声がする。


ついに今から…!麻酔とかなしで大丈夫?痛くないのかな!?


と思ってるうちに、膣から何かが入った感覚が一瞬あり、この後がもっとヤバいんかもしれん…!

と覚悟していると、


「はい終わりましたよ〜」

とのこと。


え!全然痛くない!人工授精って、余裕やん!?


と拍子抜けしました。笑


その後看護師さんに呼ばれ、感染予防のための抗生物質(子宮に異物を入れてるため)と、今後の黄体期排卵後の時期)補助の薬、そして精子の調整前後の結果を書いた紙をもらいました。


抗生物質は今日から3日間、黄体期補助の薬(ルトラール)は2日後から10日間飲むようにとのこと。

ルトラールは、子宮内膜が受精卵を受け入れやすく、着床しやすくするホルモン剤らしい。


旦那の精子は、運動率・数・奇形率等全ての項目において問題なく、調整後も十分な量がとれていました。

判定は「A」。



そして本日のお会計:25,764円


保険適用外のため、クレジットカードで支払い。

事前にだいたいの金額は知っていたとは言え、いざこの決して安いとは言えない金額の領収書を見ると辛いものがありました…


自然妊娠できる人は払わなくて良いお金…

しょうがないけど、不公平だな…と思ってしまう。


全く動揺してないフリをして会計を済ませ、人工授精の影響かちょっと気持ち悪くなったものの、大きく体調を崩すことはなく帰宅しました。


まりの


引っ越しとステップアップ

2021年6月、2回目の腹腔鏡手術が終わり、退院して2週間程は自宅療養をしました。


退院して2日目ぐらいに、右の下腹あたりが張ってきて、水ぶくれのようにブヨブヨし始めました。

感触も気持ち悪いし、お腹に違和感もあるので、念のため入院していたF総合病院に連絡すると、電話では分からないので来てくださいとのこと…


いつもの如く、11時に予約をし、13時頃に呼ばれました。(総合病院ってこんなもんなのか?)

先生が言うには、子宮も卵巣も炎症は起きていない、手術の時に身体の中に入れたガスが溜まってしまってるのかも、とのこと。

あと数日したらガスも吸収されて治まるでしょうと言われました。


数日様子を見ていると、ブヨブヨした感触がだんだん下に降り、足の付け根から足の方へと移動していき(なかなかキモい)、最終的にはなくなりました。


〜〜〜〜〜


翌月、術後の経過を先生に見てもらい、問題なかったので、不妊専門のDクリニックへ戻ることになりました。

ただ、この月は引っ越しでバタバタしていたので、通院はお休みしました。


実は不妊治療と並行して、10ヶ月前頃から打ち合わせを始めていて、家を建てました。

(まだ子供もいないのに子供部屋を想定した部屋を2つ作った)


家自体は大満足ですが、今まで通勤の途中で通えてたDクリニックがめちゃくちゃ遠くなりました。

こんな感じ。笑


家ーDクリニックーー会社

家ーー会社ーーDクリニック


新しい家は駅がかなり遠いので、基本的には車生活です。

しかしDクリニックは都会のど真ん中にあり、駐車場代がめちゃくちゃ高いです。

なので、車で通勤して会社の近くに車を停め、会社の最寄駅から電車に乗ってDクリニックに行くという方法になりました。


転院も考えたけど、せっかく色々調べて決めたクリニックだし、良い先生にも出会えたし…

それに、クリニックによって妊娠率はかなり違うと聞きます。Eレディースクリニックの先生も、「Dクリニックは妊娠率も高いし転院するのはもったいない」と仰ってたし…(紹介してもらってるからそう言うのかもしれないけど笑)

ということで、とりあえず引き続きDクリニックに通うことに決めました。

こうして、今まで家から20分ぐらいで行けたところ、片道1時間半〜2時間ぐらいかけてDクリニックに通うことになりました…


〜〜〜〜〜


引っ越しのバタバタ中でも、基礎体温を測って、自分たちでタイミングは数回取りました。

手術をして子宮も卵巣も綺麗な状態になった今なら…!と期待しながら迎えた翌月8月…


基礎体温が若干下がり、その日に少量の出血がありました。

毎回、「血が少ないかも?生理じゃなくて着床出血なのでは!?」と期待し、ずっと着床出血でありますようにと祈りながら過ごし、妊娠したらこの時期他にどんな症状があるか調べ…(毎回調べてるのに調べてしまう)


次の日しっかりたっぷり出血し基礎体温も下がり切って、生理だと認めざるを得ないパターン。

これまで何回も何回も経験してきた瞬間です。


着床出血とは、受精卵が子宮に着床する時に出血(生理よりも少量)することがあり、時期的に生理が来る頃と重なるので、間違えやすいらしいです。


チョコレート嚢胞がなくなってもすぐに妊娠できなかった…と落ち込みました。。


生理が終わったら排卵が来る。

次の排卵期をどうするか決めないといけない。


手術をする前は、すぐにでも体外受精をしたい!と思ってたけど、EレディースクリニックやDクリニックの先生から、チョコレート嚢胞がなくなったので、まずは人工授精から始めても良いかも、と言われていました。

またこの時、ちょうど年明けから不妊治療が保険適用になるかもと言われていたこともあり、それまでは人工授精で頑張ってみても良いかもしれないな、と思い始めていました。


人工授精はあまり自然妊娠と変わらないかも、という気持ちもあったけど、体外受精不妊治療の最後の砦。

体外受精に進んで妊娠できなかったら、もうそれ以上の治療がない…と考えて進むのが怖かったのかもしれません。


ということで、まずは人工授精にステップアップすることにしました。


まりの


2回目の腹腔鏡手術


MRIの1週間後ぐらいに、Eレディースクリニックの女医先生に結果を聞きに行きました。
輪切りのお腹の写真を見せられ、この左の卵巣付近にチョコレート嚢胞がある、ここがちょっと癒着してる可能性がある、あと右の卵巣にもちょっと血が溜まってるように見えるので、手術の時に見て、溜まってたら中の血を吸い取っておきます、等と説明を受けました。
(正直画像を見たところで素人にはよく分からなかった←)

その1ヶ月後に、術前説明を聞きに行き、2021年6月にF総合病院に入院・手術できることになりました。

1回目の腹腔鏡手術は2019年7月、コロナが流行る前でした。
しかし今回はコロナがまだ流行っている時期。
私の病気の状況は、今すぐ手術をしないと命に関わるという程ではなかったため、病床も逼迫してるので、予定通り入院できるか分からないと言われていました。
なので、無事手術ができるということでちょっとホッとしました。

ただ、入院する前にPCR検査を受けないといけないとのこと。
入院する人が一部屋に集められ、1人ずつ呼ばれて外の特設テントのようなところに入って中で検査を受けます。
鼻の奥に綿棒のようなものを入れられるパターンのやつ。
私はアレルギー性鼻炎副鼻腔炎持ちで、耳鼻科で鼻の奥に器具を突っ込まれるアレは幾度となく経験したことがあったので、耐性はある方だと思ってました(笑)

でもやっぱり痛かった。。
鼻の奥へ突っ込まれるのは一瞬やけど、その後鼻の痛みはしばらく続きました。

PCR検査の結果が出るまで、付き添いで来てくれてた母と一緒に、買ってきていたパンを昼ごはんに食べました。
1時間程待って、無事陰性だったということで、入院病棟に案内されました。

前回の時と違い、コロナの感染防止のため、家族でも病室への立ち入りは禁止だったので、エレベーターホールのところまで母が来てくれて、そこからは看護師さんと2人でした。

今回も部屋は4人の相部屋でした。
部屋に着くと薬剤師さんが来て、手術にあたり、今服用している薬やサプリがないかと聞かれました。
この時、私はいつ妊娠してもいいように、ずっと葉酸サプリを飲んでいました。
脳や心臓など体の重要な部分の形成に必要な要素なので、妊婦さんが飲むと良いとされていることで有名です。
ただ、細胞の分裂や成熟など、妊娠の一番初めの頃にも重要なため、妊娠前から飲むと良いらしいです。

葉酸や、ビタミンなどその他飲んでいるサプリの名前を薬剤師さんに伝え、その後は1人で荷物を広げたりして入院の準備を始めていました。
トイレに行こうと、自分のブースのカーテンを開け、ふと窓の外を眺めていた時、

「もしかして…」

と、私の向かいのベッドの人が出てきて声をかけてきました。
その人は小柄で、私よりちょっと若そうな女性でした。
次に続く言葉で、私は固まってしまいました。

「妊婦さんですか?」

え?…
私は突然のことで上手く返事ができず、
「あ…いえ…欲しいんですけどね〜ハハハ…」
みたいな謎の返しをしてしまいました。

「あ…そうなんですね…葉酸って言葉が聞こえたので…一緒かなと思って。。」
と、その女性も、葉酸を飲んでる人がまさか妊婦じゃないとは思いも寄らない感じで、お互い気まずい雰囲気になりました。。
その女性は妊娠中で、つわりがひどくて病院に来て入院が必要になった様子でした。(多分)

全く悪気がないことは分かっています。
妊娠中に入院なんて不安だろうし、仲間かもと思って気軽に声をかけてくれたんだと思います。

でも、、、あの時どう返せば良かったんだろうとずっと考えてしまったし、今でも忘れられない出来事になりました。。
そして私も、無知や自分の思い込みのせいで他人を傷つけてしまわないように、色んな立場の人のことを知りたいし、言動には本当に慎重にならないといけないなと思いました。

〜〜〜〜〜

2年前の腹腔鏡手術の時は、手術前日から点滴をして絶食、さらに手術当日は絶飲でした。
しかし今回は、手術前日の晩ご飯を食べた後、点滴の代わりにOS-1経口補水液)飲むように言われました。
うすーーーーい甘くないポカリみたいな味。

さらに、下剤も同時に飲む必要があり、これも液体でした。
こちらはめっっちゃくちゃ濃くて塩を入れすぎたポカリみたいな味。

2つ一緒に飲んでちょうどいいぐらいの味(笑)

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下剤は寝るまでにこれ1本分、OS-1は次の日(手術当日)の朝10時までにこれを3本分飲むようにと言われました…!
お腹タプタプなりますけど…!!笑

決しておいしいとは言えない(すいません)この2つを、本読んだりゲームしたりしながら騙し騙し飲み、無事に制限時間内に(?)全部飲み干しました。

〜〜〜〜〜

手術当日、下剤が効き、8回ぐらいトイレに行きました。(手術の時はさぞ腸がキレイだったことでしょう…w)

そして、旦那が来てくれました。
ただ、コロナの関係で病室には来てもらえなかったので、手術前は会えず、私の手術が終わって病室に戻るまでの間は旦那も側にいてくれたみたいでしたが、私は寝てたので結局顔が見れずじまいでした…。
終わってから旦那からLINEがきました。

「(チョコレート嚢胞を)取る前と取った後の写真見せてもらったけど、キレイになってたで!
 取ったやつも袋越しに触ったで。」

とのこと…
え、触った!?!?ww
どうやった?と聞くと、

「ブヨブヨの皮」

とのこと。
笑ったらお腹の傷口に響くからやめてくれww

その後先生も来てくれ、右の卵巣も結局血は溜まっておらず、どちらの卵巣もきれいな状態になったとのこと。

その後は順調に回復しました。
前回と違い、夜も眠れたし、術後動けるようになったのも早かった気がします。
OS-1を飲むやり方がよかったのか、コロナで誰もお見舞いに来れないので、飲み物を汲みに行ったりするのも面会の人に甘えたりできず自分で歩いて行くしかないという状況が、逆に回復を早めたのか…?
とにかく1回目の腹腔鏡手術の時よりも術後が楽だったのを覚えています。

術後5日目ぐらいが退院目安と言われていたけど、回復が早かったので結局3日目で退院できることになりました。
こうして、2回目のチョコレート嚢胞の腹腔鏡手術は終わりました。

まりの

6件目の病院

DクリニックでA子先生に、このまま人工授精に進むより、潔く体外受精に進んだほうがいい気がすると相談したところ、やっぱりチョコレート嚢胞がある状態では、体外受精をしても成功率に影響がある可能性がある、せっかくやるなら取り除いてからの方が良いと言われていました。

このアドバイスもあり、チョコレート嚢胞の手術を決断すると、

前回のC総合病院ではなく、チョコレート嚢胞の患者さんにいつもお薦めしてる腕の良い女性の先生を紹介してくれるとのことでした。


私も特にC総合病院にこだわりはなかったので、新しい先生を紹介してもらうことにしました。


その先生は、普段はレディースクリニックに勤務しているけど(Eレディースクリニックとします)

手術は他の総合病院でやっているとのこと。(F総合病院とします)


ということで、まずEレディースクリニックを予約して紹介してもらった先生に会い、その後手術となったらF総合病院へ術前検査などを受けに行くという流れになりました。

(どんだけ病院行くねん。診察券めっちゃ増えるやん婦人科だけでもう6枚ありますけど)


腕が良い先生とはいえ、怖い先生やったらどうしよう。。

※Dクリニックの最初の先生のトラウマあり笑

不妊専門クリニックデビュー?」記事参照


怖いにしても心の準備が必要だ。

ということでネットでEレディースクリニックの口コミを読み漁りました。笑


すると…

名前は書いていないけど、「女の先生で、タメ口で切り捨てるような言い方をされた。二度と行きたくない」「女医が怖い」みたいな書き込みが続々と見つかり…

…行く前からめちゃくちゃビビってしまう。笑



Eレディースクリニックに着き、受付でDクリニックからの紹介状を渡して待合室で待機。

受付の人はマニュアル的で愛想はありませんでした。。

しかしこんなことで怯んではいけない。先生はもっと怖いかもしれん。


「こんなぐらいで手術なんてバカじゃない!?」

「なんで最初から手術しなかったの?」

「あなたはまだマシな方」


…とか言われたらどうしよう。(言われてないんかい)


めちゃくちゃ緊張しながら、例の女医先生の部屋に通されました。

一言二言交わした印象…



(めっちゃくちゃ親身で優しいやん…!!!!!泣)



すごく共感しながらこれまでの治療歴とかを確認してくれて、

「すぐにでも子供が欲しくて、体外受精も視野に入れてるということであれば、今手術するというのは良いと思いますよ。」「できるだけ癒着もなくキレイになるように、私が責任持って手術します」と言ってくれました。

超音波検査でも状態を見た後、「もう少し詳しく、癒着状況とかを見て、手術に向けての計画を立てるので、F総合病院の方でMRIを受けてください。」と言われました。


めちゃくちゃ怖い口コミを見てしまってたので、すごくホッとしたのを覚えています。

口コミは違う先生のことだったのかな…

逆にDクリニックの口コミを見ても、私のトラウマ先生のことを書いてる人はいなかったので、(私が打たれ弱いだけ?笑)

医療機関のネットの口コミって当てにならないな…と思いました。笑


〜〜〜〜〜


後日の4月中旬、F総合病院に初めて行きました。

C総合病院と同じく、新しそうで綺麗な病院でした。(ホッ)


久しぶりの総合病院。妊婦さんが行き交う産婦人科で待つこと1時間以上…(もちろん予約してる)

女医先生はいないので他の先生の診察でした。

今からだと、6月の入院・手術が最短とのこと。

翌週にMRIを受けられるとのことで、予約しました。



…そしてMRI当日。

前回のMRIの時、注射がこれまで経験したことないぐらい痛かったので(※「夜中の激痛とMRI」参照)

今回も相当覚悟していました。


朝病院に着き、まずは手術前の検査のために色々な科をまわりました。

(採血で注射器7本分血をとられたり…)

一通りの検査を終え、MRIの準備に入りました。


今回のMRIは、「ゼリー法」という手法で撮影するとのこと。

ゼリー法とは、膣と肛門に検査用のゼリーを入れてから撮影する方法で、膣や腸の輪郭がはっきり見えて、癒着の様子がわかりやすいらしい。。

(考えただけで気持ち悪いな…)


産婦人科で診察室に呼ばれ、下半身を脱いで先生にゼリーを入れられました…

なんとも言えぬ気持ち悪さ…


そのまま車椅子に乗せられ、MRI室まで連れて行かれました。

車椅子に乗るのは初めてでした…病院内を、車椅子を押してもらって横切って行くと、たくさんの人の視線を感じました。。


そしてMRIを受けたのですが、正直この辺りの記憶があまりありません(笑)

前回あれだけ痛かった注射も、今回されたかどうか覚えてないぐらいです。笑


それよりも、MRIが終わってしばらくしてからの方が壮絶でした。


膣と肛門にゼリーを入れられた影響で、MRIが終わると徐々にお腹が痛くなってきました。

そう、あの下痢の時の痛さ。

歩くのもやっとの中、なんとかトイレに入りましたが、だんだん意識が朦朧としてきました。

看護師さんが付き添ってくれてたので、あまりに出てこない私を心配してくれたのか、外から名前を呼んでくれました。


なんとかトイレの鍵を開けて、用意してくれてた車椅子に乗り、近くのベッドまで運ばれました。

もう汗だく。

血圧を測られたのですが、MRI前より50も下がっていたらしいです。。


飲み物をもらってそのまま休ませてもらい、1時間後ぐらいに回復しました。

前回の注射も嫌やったけど、お腹痛い方が地獄かも…


ゼリー法はもう二度とやりたくないと思いました。。


こうして、人生2回目のMRIが終わりました。


まりの